【農業の雑学】第19回目「野菜の高騰」

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どうも標です。

農業の雑学も2年目となりました。

今年もよろしくお願いします。


今、葉っぱものが高いですねぇ。

通常の約2倍ですって。

こういうときは、少し痛んでいるものがお店に出てきてしまったりします。

でも、決して消費者の方々は嫌な顔をしないで下さい。

農業の雑学で言ったか言ってないか忘れてしまいましたが、

旬のときでも採れる野菜は全てがいいものではないため、出荷前に選別が行われます。
(製造業で言うところの検品と同じです)

若干、選別の基準を甘くしないと、とてもお店に行き渡らないか、さらに高くなります。

1玉¥350もありえます。

普通のときであれば、厳選された野菜がお店に並べられ、

私たちは特に良いものを食べさせてもらっています。

その裏側では、私たちの口に入るまでにたくさんの野菜が捨てられています。

野菜が高いと言うことは採れる量が少ないと言うことなので、

いつもの厳しい選別だと全てのお店に行き渡らなくなってしまいます。

スーパー1店舗あたり、レタスでもキャベツでも1日に100個は仕入れるでしょう。

さて、そのようなスーパーは日本に何店舗あるでしょうか?

生産者はその全店舗に出荷しないとなりません。

 生産者も痛んでいるものを出荷なんてしたくないはずです。

あとは、私たちが買うか買わないかです。

良いものを選んで買うのもいいでしょう。

お店側もそのことは重々承知のはずです。

積極的に痛んでいるものを買ってもらいたいと言ってるわけではありませんが、

どうか事情を把握した上で買っていただきたいと思います。


それと、出荷するまでには膨大な不良品が出ます。

これを農業では「はじき」と言います。

はじきは基本的に廃棄ですが、格安で販売したりすることがあります。ですが、

生産者からしてみれば、はじいたものの中からさらに選別しなければならない上に、

あまりお金にならない作業と言うこともあって全て廃棄にしてしまうケースがあります。

はじかれた野菜はいわゆる「ワケあり商品」と言う形で売られたりしますが、

どこのお店でもやってるわけではありませんよね。

やっている(選別する)農家が少ない、または、

お店の利益的な面や、お店の評判にも関わることもありますので、

卸も小売も避け気味と言うところが現状かと思います。


今回は、「害虫と農薬」の流れに私が飽きてしまったので(笑)、

時期ネタをやってみました。

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