【農業の雑学】第13回目「害虫と農薬」その3

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どうも標です。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

只今、SmileVol.19鋭意作製中です。

お盆前にお手元に届くかと思われます。

それでは前回の続きです。


1.作物をとりまく生物(続き)

有害な生物の話です。

作物の生育を害する生物を有害生物と言います。

この有害生物には、作物に病気を起こす病原微生物やウイルス、

作物を加害する害虫や鳥 、獣、あるいは雑草など、

さまざまなものがいます。

耕地では、しばしばこうした有害生物が異常に繁殖して、

作物に大きな被害を及ぼしますが、このような害を防ぐには、

直接的な駆除のほかに輪作(毎年同じ場所に同じものを作らず、

別の作物を作ること)を行ったり、栽培方法を工夫したり、

作付ける作物の種類や品種をふやしたりして、

特定の有害生物が増えないようにすることや

天敵になる生物が生息できる環境を整えてやることが必要です。


次に、田んぼの主な害虫と

ぜひ田んぼに来ていただきたい天敵たちの紹介です。

(それぞれの姿に興味がある方はネットで画像検索して
いただきますと、いい写真がたくさん出てきます。
特に害虫は、イネにたかっている写真がほとんどです。)


・害虫

ツマグロヨコバイ・イナズマヨコバイ・セジロウンカ・
ヒメトビウンカ・トビイロウンカ・イネドロオイムシ・
イネツトムシ(イチモンジセセリ(茶色い小さな蝶)の幼虫)・
イネノズイムシ(ニカメイガの幼虫)・フタオジコヤガ・
イネカメムシ・ハネナガイナゴ

ヨコバイ種は萎縮病、ウンカ種はしま葉枯病・黒すじ萎縮病を
伝染させます。それぞれ体長5mm程度の小さな虫です。


・田んぼに住む天敵

捕食:

ツバメ・カエル・トンボ・クモ・カマキリ・アシナガバチ・
アメンボ・ハネカクシ・メクラガメ・サシガメなど。

害虫に寄生:

サナギ寄生バチ・卵寄生バチ・タカラダニ・ネジレバネ・
ウンカシヘンチュウ・カマバチなど

クモ:

コモリグモ・アカムネグモ・ヒメグモ・アシナガグモなど


次回から病気の話になります。

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